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performance lounge #6
いかに考えないか? / ジャパン・シンドローム〜山口編

高嶺格

新しい舞台表現の可能性を探るアーティストの作品を紹介する公演シリーズ「performance lounge」の第6弾。アーティストとして活動する高嶺格によるパフォーマンス作品「いかに考えないか?」と、映像作品「ジャパン・シンドローム〜山口編」を発表した。
日時
いかに考えないか?
2012年6月23日、24日、30日、7月1日

ジャパン・シンドローム〜山口編
2012年6月23日〜7月1日
会場
中央公園
ポスター、フライヤーなど

作品

いかに考えないか?

高嶺格

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いかに考えないか?

高嶺格

観客がタッチパネル式キーボードを通じて、スクリーンの向こう側にいるパフォーマーに指示を出し、その指示に応じてパフォーマーが即興的に影絵をつくり出すパフォーマンス作品。
パフォーマーを務めるのは、山口市内在住の60歳以上の男女10数名。60歳以上の人々がパフォーマーを務めるというのは、高嶺が本作の構想初期から温めていたプランであり、名古屋(あいちトリエンナーレ/2010年)、クロアチア(クイア・ザグレブ/2012年)での発表を経て、山口で初めて実現したことになる。
パフォーマーたちは、オルガン奏者の演奏が鳴り響く中、観客から送られる様々な指示―「じいさん」や「犬」などの影絵で表現しやすいものから、「ガンダム」や「錦帯橋」「AKB48」「黒人」などの無謀なものまで―に、力を合わせて必死に応え、観客を楽しませようとする。
クレジット
企画:高嶺格
システムデザイン:中上淳二
出演:厚母至眞子、荒巻温子、織田村信子、木村和枝、志賀敏彦、田中幹生、藤原重孝、藤原多美子、益田徳子、光尾秀、宮成眞澄、村中和子、守田和彦ほか
電子オルガン演奏:太田祥子、佐々木美代子、竹内美幸、安藤裕美

ジャパン・シンドローム〜山口編 (世界初公開)

高嶺格

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ジャパン・シンドローム〜山口編 (世界初公開)

高嶺格

山口市在住のパフォーマーたちが、山口市内を中心に山口県内のさまざまな場所へ出かけて福島の原発事故の影響について取材し、そのやりとりの様子を演技で再現した映像作品。
取材はごく一般的な商店や飲食店、路上で出会った地元の人々に対しておこなわれ、県内の40ヶ所以上で実施。このときの「取材」とは、いわゆるジャーナリストのインタビューのようなものではなく、あいさつなど日常的なやりとりから「どこ産の素材を使っていますか?」「検査はされてますか?」といった疑問を、客(消費者/生活者)が売り手に素朴に質問してみるというものである。最終的には14ヶ所のシーンを選び、現場で交わされた会話をセリフとして書き起こした後、取材をおこなったパフォーマー自身がそのやりとりを舞台上で再現した模様を映像作品としている。
ノンフィクションとフィクション、そして、本作の出演者が聞き手でありながら、問いを突きつけられる当事者も演じる、という複数の二重性を孕む本作を通じて、汚染や原発についての人々の複雑な反応や、人々に規範的な振る舞いをさせてしまう「空気」の存在、さらにはイデオロギーによって広がってしまった人間関係の断絶を浮かび上がらせる。
クレジット
企画/演出:高嶺格
出演:石下未和、小野恭敬、齋藤寛貴(劇団シバイヌ)、橋本奈々美、林涼子(touch the bonnet)、人見功一(突劇!?喜劇病棟)
翻訳:板井由紀
撮影/編集:田邊アツシ

プロフィール

クレジット

主催:

  • 公益財団法人山口市文化振興財団

後援:

  • 山口市
  • 山口市教育委員会

平成24年度文化庁優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業

機材協力:

  • カラーキネティクス・ジャパン株式会社

技術協力:

  • YCAM InterLab

企画制作:

  • 山口情報芸術センター[YCAM]
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