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YCAM Re-Marks

Reacting Space for Dividual Behavior

安藤洋子

空間と身体への意識を刷新する―
安藤洋子の身体感覚/身体言語へアクセスする実験的環境

世界的振付家、ウィリアム・フォーサイスのもとで、その独自の身体言語やダンスに対する高度な直観性を身に付け、近年は自らのプロジェクトを積極的に展開しているダンサーの安藤洋子。本展では、安藤とYCAMが共同で実施しているダンス創作のためのツールを研究開発するプロジェクト「Reactor for Awareness in Motion」から派生したインスタレーションを発表した。
YCAMがこれまで試行してきたメディアテクノロジーと身体表現を接続するためのノウハウを最大限に活用し、制作されたインスタレーションは、安藤がこれまで培ってきた身体表現における思考/知覚/コミュニケーションの方法論を、誰でも体験可能なものとして外在化させ、身体の動きや身体イメージをめぐる新たな可能性を提示した。
日時
2011年5月28日〜8月21日
会場
ホワイエ

作品

Reacting Space for Dividual Behavior (YCAM委嘱作品/世界初公開)

安藤洋子

身体を解放するためのルールを探索する

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Reacting Space for Dividual Behavior (YCAM委嘱作品/世界初公開)

安藤洋子

身体を解放するためのルールを探索する

安藤洋子がそのキャリアで培ってきた、身体表現における思考/知覚/コミュニケーションの方法論を、誰もが体験できる環境として提示するインスタレーション。
会場にはサイズの異なる3つのステージ(「Answers & Questions」「Space & Distance」「Physical Line」)があり、それぞれにビデオカメラやモニター、センサーが多数設置されているほか、周辺にはインタラクションを持ったバーチャルなオブジェクトが設定されている。作品に予め決められた体験方法はなく、体験者は自由に身体を動かしながら空間内の仕掛けを探し、自ら動きのルールを導きだしていく。

ビデオカメラとモニター
作品空間内には、作品空間の様々な場所を様々な角度から撮影する10台のビデオカメラが設置されており、この映像は、同じく作品空間に設置された23台のモニターに映し出されている。モニターには、鏡のようにリアルタイムに表示されるものもあれば、数秒の遅延を経て表示されるものもあり、体験者はこれらのモニターを通じて、身体の動きに対する内省をより深めることになる。

Answers & Questions
3.6メートル×3.6メートルのステージには、空間における物体の位置情報を検出する3Dカメラが2台設置されており、ステージ上をリアルタイムにスキャンすることで、そこにコンピューターが生成した仮想空間をオーバーラップさせている。
この仮想空間の様子は、ステージの付近に設置されたモニターに映し出されており、体験者はモニターを通じて、仮想空間の状態、仮想空間における自身の身体の位置を確認することができる。この仮想空間内にはキューブ状のオブジェクトが浮遊しており、体験者の身体がそれに触れると、オブジェクトの色が変化し、さまざまなサウンドが発生する。

Space & Distance
2.7メートル×2.7メートルのステージには、「Answers & Questions」と同じシステムが導入されているものの、想空間と実空間との関係を確認するためのモニターは設置されていない。そのため体験者は、時折発生する音だけを頼りに、 仮想空間内に浮遊するオブジェクトと、自身の身体との位置関係を判断する。なお、作品空間内に設置さ れたビデオカメラのほとんどがこのステージに向けられている。

Physical Line
1.8メートル×1.8メートルのステージには、3Dカメラが1台設置されており、体験者の身体のガイドラインを検出し、その右手と左足の先端の軌跡をステージ前方の大型スクリーンに投影する。
クレジット
ビジュアルプログラミング:比嘉了
センシングプログラミング:大西義人
サウンドデザイン:平樂寺昌史

イベント

デモンストレーション・パフォーマンス

2011年5月28日

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デモンストレーション・パフォーマンス

本展アーティストの安藤洋子が自ら身体を動かしながら、展示作品を紹介するイベントを開催した。
日時
2011年5月28日
会場
ホワイエ
クレジット
出演:安藤洋子

ワークショップ

2011年8月20日

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ワークショップ

本展アーティストの安藤洋子と、安藤と同じくザ・フォーサイス・カンパニーに所属している島地保武、アマンシオ・ゴンザレスを講師に迎え、作品全体を用いた身体ワークショップを開催した。
日時
2011年8月20日
会場
ホワイエ
クレジット
講師:安藤洋子、島地保武、アマンシオ・ゴンザレス

プロフィール

クレジット

主催:

  • 公益財団法人山口市文化振興財団

後援:

  • 山口市
  • 山口市教育委員会

共同開発:

  • YCAM InterLab

企画制作:

  • 山口情報芸術センター[YCAM]
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