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Choreography filmed: 5days of movement

白井 剛+YCAM ビデオダンス制作プロジェクト

ダンスからビデオダンスへ―
今日的な「映像と身体」の可能性を問う

YCAMと振付家/ダンサーの白井剛が共同でおこなったビデオダンス制作プロジェクト。ひとつのビデオダンスを起点に、作品という概念がより広範な概念へと移行しつつある今日における映像制作、そして視聴体験の可能性を積極的に模索していくプロジェクトとして展開した。
このプロジェクトではまず、白井の代表的なダンス作品のひとつである『質量, slide ,& .』(2004年初演)を「映像としてのダンス」として再構成し、ビデオダンス作品『質量, slide ,& . in frames』を制作。その後、このビデオダンス作品を全編視聴できる特設ウェブサイトも制作した。このウェブサイトには、ほかにも完成した作品と使用されなかった映像素材とを比較する機能、撮影された全ての映像素材を一覧/ダウンロードする機能などが盛り込まれており、特に後者の機能では全映像素材にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与されており、視聴者が二次創作物を制作できるようになっている。
また、作品が特設ウェブサイトで発表された2011年1月23日には、プレミア上映会を開催し、白井本人と専門家を交えて、映像とダンスの歴史的変遷を辿るとともに、インターネット以降の映像文化の動向からプロジェクトのプロセス全体を考察した。
日時
2011年1月23日公開
特設サイト
http://c-filmed.ycam.jp/
プロジェクトナビ
プロジェクトナビ ( 1,424KB )

作品

質量, slide ,& . in frames (YCAM委嘱作品/世界初公開)

白井 剛

ムーブメントに対する冷徹な視線が生み出す、繊細な映像表現

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質量, slide ,& . in frames (YCAM委嘱作品/世界初公開)

白井 剛

ムーブメントに対する冷徹な視線が生み出す、繊細な映像表現

白井剛初のビデオダンス作品。
撮影に際しては、ベースとなっているダンス作品『質量, slide ,& .』(2004年初演、構成/演出/振付/出演:白井剛)では伝えきることのできなかった身体の微細な動きや、舞台上に配置された物の重さ、手触り、温度を映像に描写するために、舞台上の物の配置を変更したり、身体の動きや物の移動を多角的に撮影するなど様々な試行錯誤がおこなわれている。このようにして撮影された膨大な量の映像素材を、被写体でもある白井自身が振付家としての冷徹な視線をもって、ひとつのビデオダンス作品へと構成。ダンス作品が持っていた、世界に身体を投げ出すような暴力性と、物を丁寧になぞるような繊細さをそのままに、ビデオダンスとして新たな地平を切り拓いている。
なお、完成したビデオダンス作品は特設ウェブサイトで公開されており、全編を視聴することができる。
Choreography filmed: 5days of movement
巡回情報
  • 2011年9月19日 KYOTO EXPERIMENT 2011
    会場: 京都芸術センター(京都)

クレジット
演出/振付/編集/出演:白井 剛
音楽/音響効果:Dill

イベント

新作映像発表会

2011年1月23日

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新作映像発表会

ビデオダンス作品「質量, slide ,& . in frames」と、特設ウェブサイトの公開に合わせて、上映会と2部構成のトークイベントを開催した。第1部では映像作家/演出家の飯名尚人を招き、映像と「ダンス」をめぐる技術、環境と表現の変遷を、映像作品、プロジェクトを紹介しながら辿っていった。また、第2部では映像理論/表象文化論を研究する立命館大学教授の北野圭介を招いて、白井剛とともに作品の制作プロセスを振り返り、情報化社会における映像の受容、ネットワーク時代における身体のイメージなど、映像を視聴する環境や身体性、今日におけるダンスを見る体験について考察するトークセッションをおこなった。
日時
2011年1月23日
会場
スタジオC
クレジット
ゲスト:白井剛飯名尚人北野圭介
モデレーター:竹下暁子(YCAM)

プロフィール

クレジット

主催:

  • 財団法人山口市文化振興財団

後援:

  • 山口市
  • 山口市教育委員会

協力:

  • ハイウッド
  • イーストワークスエンタティンメント
  • HEADZ

企画制作:

  • 山口情報芸術センター[YCAM]
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