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YCAM Re-Marks

polarm[ポーラーエム]

カールステン・ニコライ+マルコ・ペリハン

10年単位でおこなうアートからの環境観測

1990年代からアーティストとして、テクノロジーや科学、環境リサーチなどへと越境する脱領域的な創作活動を続けてきたカールステン・ニコライとマルコ・ペリハン。本展では、2人がこれまで展開してきた、自然環境と情報環境をアートの視点から観測し、未知なる極地を探査するプロジェクト「polar」の最新形となるインスタレーションを発表した。
圧倒的に情報化が進展した今日の世界において、なおも明らかにならない人間の存在のメカニズムとは何なのか。そして、想像を超える技術革新や探査、インタラクションの進化によって、一体われわれは何に接近しようとしているのか。このような本質的な問いに対し、自然環境と情報環境を「電磁的生態系」として捉え、私たちの身の回りに潜む自然放射線の存在に着目したインスタレーションを通じて、微視的かつ巨視的な環境創造のプロセスに対する、新たな意識や眼差しを提示した。
日時
2010年11月13日〜2011年2月6日
会場
スタジオA
特設サイト
http://polar-m.ycam.jp/
展覧会ナビ
展覧会ナビ ( 978KB )
ポスター、フライヤーなど

作品

polarm[ポーラーエム] (YCAM委嘱作品/世界初公開)

カールステン・ニコライ+マルコ・ペリハン

放射線によって明らかになる、
私たちと環境とのミクロかつマクロな関係性

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polarm[ポーラーエム] (YCAM委嘱作品/世界初公開)

カールステン・ニコライ+マルコ・ペリハン

放射線によって明らかになる、
私たちと環境とのミクロかつマクロな関係性

放射線や電磁波に関する観測機器やオブジェと、つねに変化し続ける映像、音響に満たされた2つの巨大な構造体によって、「電磁的な生態系」を描き出す巨大インスタレーション。
作品空間の手前には、クラウドチェンバー(霧箱)、デジタルガイガーカウンターが装着されたロボットアーム、軍事目的に製造されたアナログガイガーカウンター、高周波電波受信器といった観測機器が設置されており、これらが作品空間内、YCAM周辺の放射線や電磁波を観測している。その観測結果を、コンピューターを用いて解析した後、作品空間の奥に設置されている2つの巨大な構造体を満たす映像や音響に変換していく。
観客は、生成プロセスが可視化された音響や映像を全身で知覚することで、情報環境/地球環境の関係性への新たな視点を開くことができる。
クレジット
コンセプト/構造/システム:カールステン・ニコライマルコ・ペリハン
サウンドプログラミング/システムディスプレイ:niboカールステン・ニコライ
ロボット/センサーシステム:ダニー・バゾ(カリフォルニア大学サンタバーバラ校メディア・アーツ・アンド・テクノロジー)
ヴィジュアルプログラミング:ウェスリー・スミス(カリフォルニア大学サンタバーバラ校メディア・アーツ・アンド・テクノロジー)
アーキテクチャー/ハードウェア:ロブ・ファイゲル・オフィス、Vorschub、ZAVOD PROJEKT ATOL、C-Astral Ltd.
プロダクションサポート:ダニエル・クレム、nibo

イベント

日独交流150周年記念事業 国際シンポジウム「アートから環境へ」

2010年11月13日

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日独交流150周年記念事業 国際シンポジウム「アートから環境へ」

日独交流150周年を記念した特別イベントとして、本展アーティスト、キュレーター、さらに識者を招いたシンポジウムを開催した。メディア技術によるアート表現が、不可視のデータを映像やサウンドなどの感覚可能なものとするとき、どのような未来が開けるのか。また、アーティストは、科学的見地を経ながら、今後、どのような視点で環境を捉え、提言していくのか。ニコラ・テスラをはじめとする歴史的事例から現在までを参照しつつ、その可能性を探った。
日時
2010年11月13日
会場
ホワイエ
クレジット
出演:カールステン・ニコライマルコ・ペリハンアンドレアス・ブレックマン
モデレーター:四方幸子(ゲストキュレーター)、阿部一直(YCAM)

共催:ドイツ文化センター・大阪

プロフィール

クレジット

主催:

  • 財団法人山口市文化振興財団

後援:

  • 山口市
  • 山口市教育委員会

助成:

  • スロヴェニア共和国文化省
  • カリフォルニア大学芸術研究所

協賛:

  • 株式会社資生堂

製作協力:

  • カリフォルニア大学サンタバーバラ校メディアアーツ・アンド・テクノロジー・プログラム
  • ZAVOD PROJEKT ATOL

機材協力:

  • 財団法人高輝度光科学研究センター (JASRI)

技術協力:

  • YCAM InterLab

企画制作:

  • 山口情報芸術センター[YCAM]
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