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Voyage / Voyages

ダムタイプ

不断に続く多層的な情報の海
変化と同期の連続から記憶を見出す

新たなメディアテクノロジーを表現言語として開拓し、多様な領域の表現のカッティング・エッジに挑戦し続けてきたアーティストグループ、ダムタイプ。YCAMの開館記念事業の一環として開催された本展では、人が認識する以前に広大に横たわる〈膨大な情報〉の存在に着目した大規模なインスタレーションと、それと並行して構想されたパフォーマンス作品を発表した。
タイトルとなっている「Voyage」とは、不断に続く情報の海や、流動化する世界への旅を意味しており、それらに対するある種の不安や希望を暗示している。何かを求め、発見することを目的とするのではなく、ただひたすら複雑で多層的な情報の海を漂流していくかのようなインスタレーションとパフォーマンス作品を通じて、情報としての身体像、そして情報から記憶やイメージが結節していくプロセスを提示した。
日時
2004年2月13日〜4月4日
会場
スタジオA、スタジオB
ポスター、フライヤーなど

作品

Voyages (改訂新作)

ダムタイプ

新しい記憶をつくり出すための未知なる航海

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Voyages (改訂新作)

ダムタイプ

新しい記憶をつくり出すための未知なる航海

展示空間の床面には、スクリーンに相当する12メートル×1.8メートルのアルミ板が設置されており、そこに世界各地の航海図やダーウィンの『ビーグル号航海記』のテキストが投影されているほか、走査線や、スポットライトのような円形の映像が往来している。
複数の速度で運動する多層的な情報の断片は、意味や認識を形成する以前にある広大な〈情報の海〉を形成し、変化を続けながらも時に一瞬の同期を果たす。鑑賞者は同期を機に現出する情報を求めて、スクリーンの周辺やその上を漂流し、その過程で流動する情報が徐々に私たちの記憶やイメージへと組み替えられていくプロセスを体感する。
巡回情報
  • 2007年10月28日〜2008年1月14日 Vom Funken zum Pixel
    会場: Martin-Gropius-Bau(ドイツ)

  • 2007年9月1日、2日 NAMURA ART MEETING vol.2
    会場: 名村造船所跡地(大阪)

  • 2007年7月15日〜8月12日 Body Media
    会場: Sculpture Art Centre(中国)

Voyage

ダムタイプ

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Voyage

ダムタイプ

「Voyages」と並行して構想されたパフォーマンス作品。
ステージには全体的に鏡が敷かれ、そこに映像やパフォーマーの姿が写り込むことで、海鳴りのような巨大な音とともに空間全体を覆い尽くす。ダムタイプのメンバーがいくつかのグループに別れて、「Voyage」というキーワードをもとにアイディアを出し合い、演出した本作では、短い作品がゆるやかに連結していくように、コンピレーションとして全体の輪郭を浮かび上がらせていった。
クレジット
出演:大内聖子、川口隆夫、砂山典子、田中真由美、平井優子、藤原マンナ、前田英一、 薮内美佐子、尾﨑聡
照明:藤本隆行
映像:高谷史郎、泊博雅
音楽:池田亮司
舞台監督:尾﨑聡
音響オペレーション: 福原吉久(T&HY)
映像アシスタント:粟津一郎
衣装制作協力:北村教子
カンパニー・マネージャー:高谷桜子

製作:ダムタイプ
共同製作:トゥールーズ振付センター+フランス国立劇場(トゥールーズ)、シアター・ドラマシティ、ル・マイヨン・ストラスブール劇場、クレテイユ芸術館、REDCAT (ロイ&エドナ・ディズニー/カルアート・シアター)
協力:関西日仏学館、京都芸術センター、財団法人びわ湖ホール

プロフィール

クレジット

主催:

  • 財団法人山口市文化振興財団

後援:

  • 山口市
  • 山口市教育委員会

技術協力:

  • YCAM InterLab

企画制作:

  • 山口情報芸術センター[YCAM]
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